【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(5日目)

11月29日水曜日。疲れていたので昼の12時過ぎにやっと快活を出ました。

そして。

5日目にして、意を決してようやく自転車の掃除をすることに。

お掃除タイム

チェーンオイルに付いた砂が塊状に…

見たくないのを嫌々ながらしっかり見てみると、案の定プーリーが悲惨でした。スプロケットも枯れ葉などを巻き込んでいてぐちゃぐちゃです。

持参していた大きなチラシ類を地に敷いて自転車を乗せ、ディグリーザーと清掃ブラシとキッチンペーパーを使ってドライブトレインのお掃除。今までは自転車旅なんて2日程度しかやった経験がなく(旅といいつつ泊まる以外はほぼ走ってるだけ)、ロードバイクはミニベロほど汚れないので旅行中にこういった作業をしたことがありませんでした。実際にやってみて、全く楽しくありません。それでも今回はちゃんとやらないと。

綺麗に掃除してチェーンオイル差してタイヤに空気入れて、全部終わると13時過ぎでした。日没まで3時間+α程度しかないけれど、とにかくこれで一安心。

気持ちよく出発

九十九里平野へ

海側に行くのに昨夜来た道では戻らず、県道84号で長生村の一松海岸へ。

一松海岸入口の手前

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驚交差点。地名が「驚」なのでそのまんまなんですがやっぱりカッコいい。

お隣の白子町にも「驚」があるらしく、そちらは信号のある交差点はないものの「おどろき整骨院」があって微妙に面白いとのウワサ。

長生観音

驚交差点と一松海岸の間にあります。1990年建立、長生(ちょうせい)村の長生(ながいき)観音です。

県道30号(九十九里ビーチライン)を北進。海の駅九十九里に到着しました。

ちょっと休憩

名物の青ポスト

イワシ水槽

あさりめし(大盛り)を購入♪

ベンチであさりめしを食べてから出発。すっかり低くなった日差しを惜しみながら九十九里平野を北上していきました。

日没

横芝光町のマリンピアくりやまがわに来たら日が沈んでいました。あっという間でしたね。

暗くなっても頑張って進みます。旭市の飯岡海岸付近まで来て、そうだこの場所だと思って止まりました。

311の被災地です。

飯岡津波関連

旭市防災資料館

2011年の東日本大震災において旭市津波の被害を受けています。犠牲者数は死者14名・行方不明者2名にのぼりました。その大きな被害の資料館です。今回昼間来れたら絶対に見学したかった場所なのですが、近いうちに来ることを約束してひとまず外から眺めました。

しかし場所的にはお馴染みの県道30号チバイチルートなのに、きちんと確認するまではここにあるということに気付いておりませんでした。

この資料館、いいおか潮騒ホテルの建物の一部分に存在します。入口ではホテルの看板のほうが目立っているので大変申し訳ないことに自転車で通過するだけでは只のホテルにしか見えなかったのです。

しかし冷静に考えると、過疎化が進む自治体の限られた予算で長く運営していくには、こうした観光ホテルの協力を得て続けていくのが妥当なのかなと思います。災害現場に近い場所にあり、ホテル自体も津波避難施設として設定されていて、外階段で屋上に避難できるようになっているというのが重要な点でしょう。

資料館の近くの飯岡ライオンズ公園といいおかユートピアセンターには慰霊碑もありました。

いいおかユートピアセンターの慰霊碑

そしてもう一ヶ所。

津波到達地点の碑

裏側

海岸から約300m離れた住宅地にあります。ここまで津波が来たのです。

暗くて上手く撮れてないけど住宅地

東日本大震災の際に震源地の三陸沖から遠く離れた千葉県で死者多数の津波被害があったことは、旭市やその近辺でなくとも千葉県民なら覚えている人々が多いと思いますが、どうしても全国的には話題になりにくい気がします。なんとかして少しでも広く多く伝えていって欲しいものです。

さて飯岡地域を抜けて、平坦な九十九里平野の終了です。また上下繰り返しの坂道がやってきます。普通ならそうきつい坂ではありませんが疲労が溜まっているせいで辛いです。それでも頑張らないといけません。どんどん行った先の銚子ドーバーラインの下り部分は爽快でしたが、最後の愛宕山(地球の丸く見える丘展望館付近)の坂を上ったらかなり疲れてしまいました。

坂よ、さらば。そして…

降りて犬吠駅付近に到着。これでもう今回の旅の坂地帯は全部終わりです。外房トンネル地帯を脱出した時と同じぐらい、いやそれ以上の安堵感を得てしまいました。

外川駅

犬吠埼灯台

銚子ポートタワー

そして。

日々積み重なる疲労感と坂地帯終了の安堵感が悪魔合体したせいか、よく分かりません。

銚子駅前のチーバくん像に、別れを惜しむような気持ちで挨拶すると…。

さようなら。え?!

銚子大橋を渡って茨城県へ。

行ってしまいました。

…一体何が?!

これはおかしいですね。いや最初から鹿嶋に泊まるつもりだったので茨城県に行くのは仕方ないとして、いちおうチバイチなんだからもう少し千葉県内を走る努力をするべきではないかと。

しかしもっと西側のほうで自転車で通過できる橋を事前にきちんと調べておいてルートを作っていれば良いのにそれをしなかったというのがそもそもの間違いで、疲れて面倒なのでなんとなく通りやすそうな銚子大橋を手っ取り早く通ってしまったのだと思います。

後から思えば、香取市の小見川まで行ってから小見川大橋とその先の息栖大橋を渡って県境を越えれば良かったのです。

誠に申し訳ありません。千葉県民といいつつも結局は葛南地域のベッドタウン民ですから所詮この程度です。

とまあそんな具合で。夜のイバラキを35kmほど走って快活CLUB124号鹿嶋店に着いたのが0時50分でした。遅すぎ。でも昨夜よりはマシ。

5日目は116.8km走りました。

いやしかし。初めて鹿嶋市に来た…というよりは細長い神栖市(ここも初めて)を端から端まで全部走ってしまったというのが驚きです!

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(プロローグ)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(1日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(2日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(3日目前編)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(3日目中編)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(3日目後編)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(4日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(5日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(6日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(7日目)

【ライド記録】ミニベロゆっくりチバイチ(エピローグ)