進行方向とスタート地点 ~ その重要な関係
チバイチするなら時計回り?それとも反時計回り?
まず最初にそこから考える人も多いのではないでしょうか。
しかしこの問題、スタート地点によって答えが大きく変わってきてしまいます。私の個人的な結論を最初に言ってしまうと、(人口密集地の)県北西部からスタートする場合は時計回りをおすすめします。
(※なお、当ブログでは冬以外は大ざっぱに南風が吹いているものとして、冬を除いた場合を大まかに推論しています。実際には真夏でも北風が吹く日もあったりしますけどね)
追い風はなるべく最後に
500km+αもの距離をぐるっと一周するのは大変です。当然ながらスタートから時間が経てば経つほど疲れていきます。できることなら最後のほうは疲労した体を追い風=南風に助けて貰いたいところです。
北西部内の南部(千葉市・習志野・船橋・市川・浦安・松戸)スタートの場合、反時計回りだとどうなるか?最後のほうに江戸川を南下しなければなりません。400km以上走ってから土手上の江戸川サイクリングロードで延々と向かい風を浴びるのは辛すぎます(普通に江戸サイを往復して120km走るのとは話が全く違うので注意)。この地域スタートなら時計回りをおすすめしたいです。後半は内房の追い風で結構救われます。
そして北西部内の北部(野田・流山)スタートの場合も時計回りがおすすめです。後半は内房+江戸川で延々と追い風を受けて北上できるという素晴らしい恩恵が受けられます。
しかし時計回りだと外房を南下する羽目になってしまうので、そこはまあ、ハッキリ言って地獄です。しかし北西部スタートならそこは最後でないだけマシなので、500km+α中の中盤あたりでは外房北部の向かい風を頑張って必死に耐えるしかありません。なお、外房南部は海風が横風になりがちで、坂が多いこともあって時計回りでも反時計回りでも非常に面倒です。
折角だから
そう。折角だから、理想のスタート地点を挙げておきます。
南風の中で長距離をぐるっと一周する以上、チバイチは北部スタートのほうが楽です。そして北部の中でも、南北の長距離の平坦な道の北端部分から南下せず反対向きに進むのが最も効率が良いということになります。
時計回りなら江戸サイ北部の野田市関宿城博物館付近(図のA)、反時計回りなら旭市の九十九里ビーチライン北端部分(図のB)が理想です(旭市の端から銚子市犬吠埼までは坂があるのでその部分は最初に走っておくべき)。
自動車で送迎してくれる家族や友人が居ない限りはこのようにスタート地点を細かく厳密に決めても無意味な気もしますが、こんなふうにいろいろ考えてみると、その考えが何かに役に立つこともあるかとは思います。