日本一周したい!

チーバくんひとまわり♡ 列島もひとまわり♡

千葉県縦断(2)

最南端から

6月7日午前2時48分。千葉県最南端、南房総市白浜町白浜の野島埼灯台前からスタートです。

「房総半島最南端の地」碑

ここから旅が始まるわけですが、この辺に鉄道駅はありませんし、私は自動車の運転等もできないので、船橋の自宅からどうやってここに来たのかも一応説明しておきましょう。終電で館山駅まで輪行して、そこから20km自走して来ました。いやぁ… 面倒くさいですね。事前計画でこの部分を最初に考えただけで嫌になって投げ出したくなりましたが、こうして何故か投げ出さずに実行している自分が居ます。

まあとにかくこちらでサイコンをスタートし、北へ向かって走り出しました。

因みに公園(白浜野島崎園地)にはカップルが居て、邪魔する結果となってしまいました。誠に申し訳ありません。

トンネル(大)&トンネル(小)

まずは安房グリーンラインを走ることになりますが、その出だしが長さ1138mの安房白浜トンネルです。

かれこれ3~4年間ロングライドを続けている私ですが、1km以上ある長いトンネルを通るのは初めて。緊張したものの(というか事前調査でかなりびびっておりました)、過疎地の未明時刻ということで車が一台も通らず、全く問題なく通過できてしまいました。トンネル内に大きな日本酒紙パックの空き箱が落ちていたのは流石に嫌すぎでしたが。

このトンネルを北に出た直後、海底地すべり堆積層の露頭を見ることができます。道路工事の過程で発見されたもののようです。

わざわざ駐車場が用意されていて展示パネルもあり、貴重なものなんでしょうが、夜中なので素人には良く分かりませんでした(分からないと言いつつこういうのを見るのが好き♡)。

安房グリーンラインは比較的新しい道ということで結構走りやすく、そのまま北上すれば良かったのですが、Google mapsを見てなんとなく付近の手掘りトンネルに釣られてしまい、うっかり脇の林道畑3号線へ。

悲惨でした。小さな素掘りトンネルを出ると路面はガタガタで落ち葉と木切れだらけ。それでも引き返すのは嫌なのでそのまま走り、元の道に再合流できるところまで突破しましたが、最悪です。真っ暗闇の中、アナグマかハクビシンみたいな動物が逃げていくのを見つつ荒れ放題の蛇行した小道をびくびくしながら走ったこの経験を、一生忘れないようにしたいと思います。

館山市の九重駅付近まで来ると、夜明け前とはいえだいぶ空が白くなっていました。

九重駅は館山駅と千倉駅の間にあります。内房線にはここよりもっと利用者数が少ない駅がありますが、私的には海から離れたこちらのほうが秘境駅扱い。そうそう来る機会はないので是非見ておきたい!…と思っていたのに。ごめんなさい。忘れて通過してしまいました。

犬を訪ねて

どんどん進み、館山市を抜けてまた南房総市へ。県道88号に来ました。日の出時刻も過ぎたし、前から気になっていた南総里見八犬伝の銅像を見に行くことに。

岩井駅付近にある銅像は去年11月に見ましたが、それ以外のものは未見だったのです。

まずは上滝田の瀧田城址にある「伏姫と八房」像。城址ということでなかなか大変な丘の上にあります。

まず瀧田城址駐車場まで行き、そこに自転車を駐め、案内パネルを撮影しました。そこから丘を歩いて登ってめちゃくちゃな藪や崩れた足場を突破して進んで行き、心が折れそうになるのを必死で耐えてどうにか辿り着いた頂上で銅像とご対面。駐車場からの移動距離を水平方向で測れば恐らく500m程度しか進んでいないと思いますが、完全に「登山」です。はっきり言って辛すぎました。

銅像について。全体的なデザインは良いと思いますが、八房が極普通の飼い犬っぽい顔立ちで妖犬っぽさが無いのが残念と言えば残念。

以前、銅像の後ろにはお城っぽい雰囲気の展望台が建っていたらしいのですが、台風等で壊れて撤去されてしまったようです。

なお、この丘が滝田城の本丸跡地…ではなくて更に行った奥のほうにあるらしいのですが。残念ながらこれ以上進む気力が残っておらず、引き返してしまいました。すみません。だって本当に辛かったんですもの。

下りる時に振り返って見たトトロっぽい景色

瀧田城址の丘の道の下にある西之谷トンネル

西之谷トンネル坑門タイル絵

坑門タイル絵その2

6時になりました。県道88号に戻って2kmほど北上。犬掛に到着。八房生誕地です。


「八房と狸」像。素敵です!八房の顔には凛々しく獣性があり、敵将の首を取ってきた恐ろしさが存分に伝わってきますね。狸のほうも写実的造形の奥に何かアンビバレンツなものを醸し出していてたまりません。八房の育て親にして里見家に呪いをかけた玉梓の化身というのも納得です。

う~ん最高♡八犬伝関係のスポットの中でここが一番気に入ってしまいました。

…と、このような架空の物語に描かれた架空の動物たちの銅像のすぐ近くに、実在した里見家のお殿様の墓があります。義通と義豊(三代目と四代目?諸説有)です。

集落の片隅にひっそりと在るのが…なんというか、言葉になりません。義通は八犬伝にも出てきたらしいけど、大長編なので細かい要素は追いきれない…。

なお、伏姫パパの初代里見義実の墓は安房白浜トンネルの近くの杖珠院にあるそうです。

 

千葉県縦断(1)

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